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フランチャイズと運営会社。

2009/6/04 00:02 | by wolfy |

富山の前運営会社との債務を、現運営会社に賠償請求する訴訟事案が発生しています。(北日本新聞
この問題は運営会社とフランチャイズとその承継について、どういうものかを考える事案かと思います。

実際、アメリカではとある運営会社が連邦破産法11条(民事再生に相当)を申請して、その会社を買収し、フランチャイズ移転を図ろうとする事案が発生しており、現在民事調停中という事案があります。

そのチームはNHLのフェニックス・コヨーテス。買う意志を示しているのは BlackberryでおなじみRIMのオーナー。そして買収後チームをアリゾナ州フェニックスからカナダ・オンタリオ州ハミルトンに移転する意志を示しています。(wolfy.usに顛末)

ただしリーグは、運営会社にフランチャイズを与えているもので、フランチャイズを含めた=つまり本拠地を自由に移転する権利を含めて=運営会社を売買することはできず、民事再生手続き自体もそぐわないものだとしてフェニックスの裁判所に審理手続きを申し入れ、現在裁判所は聴聞会のスケジューリングを行っている最中です。

そして、MLB,NFL,NBAはNHLに同調する動きをしています。つまり、フランチャイズ移転を含む運営会社の売買は出来ないという訳。NHLはフェニックスでのチーム存続の危機という状況ではないとコメントしている状況です。ただし、アメリカのMLB, NFL, NBA, NHLのいずれのケースでも、通常は債務を含めチームは引き継がれることが多いようです。

富山も大分も運営会社を別途設立した上で、フランチャイズ権を引き継いでいる形に見えます。そこのあった債務の引き継ぎも外からは明確ではない(明確にされていない)、というところから訴訟が発生したように思います。

そういう点から、bjリーグが果たして運営会社の引き継ぎがどのようになっているのか、また会社の承継をフランチャイズの移転権と併せて認めることがあるのか、ということについても関心を寄せる必要があるのかな、とも感じる事象でもあります。

また、アメリカであっても運営会社の売買について、フランチャイズ権がどこにあるのか(運営会社のみに依存するのか、リーグに依存するのか)が明確でない、ということを示す事象とも言えるのかも知れません。

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