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仙台オールスター:ホームタウンミーティング。

2010/2/01 22:32 | by wolfy |

今回のbjリーグオールスターゲームの前日に、イエローブースターズ主催の「ホームタウンミーティング」に参加してきました。

そこで見て聞いたことは、仙台の取り組みが上手くいってる理由と、ファンにも出来ることがあるんじゃないか、ということ。
自分のいる関西圏のようなメディアが大きい場所では難しいことが多い、という先入観が正しいかを本当にファンが考えているのか、ということでした。

#22:46加筆

まあ、基調講演は、統合の話が出ているのに、「2014~15年に24チーム目標」と言う話が出て、それには触れなかった位なので(^_^; まあ、そんな感じでしたけれども、参加した第1分科会の内容は非常に濃いものでした。

実際に内容から感じたのは、仙台の場合、Jリーグが鍵になっているということです。まずブランメル時代には仙台市は県と同様に出資していましたが、ベガルタに名称変更する際に出資を取りやめています。そして「応援する人を応援する」バックアップの組織に補助金を与えるという形態に変えています。

これは、いわゆる施設の優先使用権という問題にも関わっていて、そういう体育施設は…体育という学科の名前からおわかりの通り、「教育委員会」の管轄になっていることが多く、それがプロチームという私企業に特別扱いするな、(教育を優先するか、同等に扱え)ということになる訳です。これを事業局という首長直下の部署に管理を変更して、さらにはその「後援組織」に補助金を与えていることなど、条例などを整備して、優先順位を上げている、という形式を取っているといいます。「公」が特定の「私」を特別扱いすることの整備が出来ている訳です。

この一見難しいことを実現しているケースは、楽天がチームロゴを商店会や商工会議所などに無償で提供できる仕組みを作ったことにも現れています。楽天はビジネス的にも優れているようで、権利関係にも厳しいのですが、スポンサーとの関係でロゴの無償使用は難しいにも関わらず、商店街などに無償で提供できる仕組みを楽天と協議の上作り、またそうした団体を上下関係ではなく平行的な窓口として纏める、チームとの相談窓口も作ったと言います。

基本的にこのように一見難しいことを成立させた背景ということに、意外な要素があったと言います。

仙台市も河北新報も初めはJBA(当時はJABBA)との関係があったため、そこから分離・分裂したbjリーグの89ersに対しては及び腰だったと言います。ところが、それを変えたものがあると、この2者が一様に語ったものがありました。

それは「ファンの声」でした。

「なんで地元のチームを応援せん?」と言う直接の電話などが多数寄せられたといいます。仙台市はボランティア組織への支援をしていましたし、その流れをbjにも向けることになります。河北新報も取り上げざるを得なくなり、取材体勢を整えることになりました。

意外とファンの声は無視できないよ、と言う話は他にもありました。

河北新報の方が地元の大企業の社長さんと面会する際に、どのチームにもスポンサーをしていなかったり、特定のチームのみしていなかったりすると、「なんで地元のチームを/うちのチームだけを応援せん?」という問い合わせが無視できない数が来るようになり、さすがに考えざるをなくなった、という声を聞くケースがある、とおっしゃいます。

よくファンは、何故そのチームがメディアに取り上げられないか、スポンサーが付かないか、ということを「チームに」文句を言ったりします。営業努力が足りないんじゃないの?なんて言ったりもします。でも、これは一面しか見ていない訳です。ファンは、チームに対しての「顧客」であるだけじゃなくって、スポンサーやメディアにとっても「顧客」だということを忘れている訳です。その顧客が直接、いろんな人や層からの直接の「お願い」をされればどうでしょう? 

それは仙台だから上手く行った、と思われる方がいらっしゃるのかも知れません。でも、例えば、新聞社の投稿欄ってのは、大新聞社の大阪本社版であっても掲載倍率が1桁に過ぎない、ということは聞いたことがあります。意外と直接言う前にみんな諦めているのです。それがある程度の数であれば、何かが動くかも知れません。実際には仙台では「動いた」訳です。そこに河北新報が要になっているのは実際感じたわけですが、それも人の縁である訳です。

人の縁といえば、ボランティアの継続性が難しい、という話も出ました。モチベーションが続かない、どうすればいいか、という話です。
これについては、でも比較的簡単なことで、例えば何かの時に球団社長がボランティアの方に「この前はどうもありがとうございました」とあいさつするだけで、まったくモチベーションが変わってくるんだ、という話も出ていました。その縁を感じさせるのも、また人だということなんだろうな、と感じさせるに足るものでした。

また、仙台のホームゲームではエコロジー活動が盛んで、会場でのごみ分別が非常に効率的に行われていますが、これもMELONという団体がエコロジー活動の啓発方法に悩んでいたところに、たまたまベガルタの関係者が、ごみが増えて困るのだけど、という話を持ち込んだところから始まったことだと言います。これが意外に良い方法で、やり方も洗練されていった、という経緯です。

ただ、MELONの方は「決まった答えはありません」と言いました。何にしても決まった回答はない事は確かです。

ほかにも楽天の担当者の方について河北のパネリストの方が、「お願いしたことができなくても、方法を変えて出来ないか考えてくれる」ということも語っていました。それを、最後に「軽い気持ちで話し合ってみればいい、まじめじゃなくて」と語っていたことも印象的でした。

意外に簡単なことなのかも知れません。

・直接、お願いをしてみる。
・出来ないことを考えてもいいけれど、軽い気持ちで形を変えて出来ないかを話し合って、考えてみる。
・その中での人のつながりを大事にする。

つまりは具体的なプランを立て、やってみて、と、ある意味PDCA(Plan Do Check Action)になっているわけです。
それも軽い気持ちでなので、そんなに深刻にならずにというもの大切です。

これは実際の人間関係でも重要だと思います。
自分もちょっと考え方を変えて、やってみようか、という気になりました。
皆さんにもチームを広げるために、できることは結構あるのかも知れません。
自分の思う形を変えてでも出来ないか、考えては如何でしょうか。
とても軽い気持ちで。
それを話し合ってみてはいかがでしょうか。
人のつながりで回答が出るかも知れません。

それが広がれば仙台のような形も出来るのかもしれません。
ちょっとうらやましくも感じた、そんな分科会でした。

#「地元のチームを応援する人を応援する」新聞もうらやましくありました。
#そんな新聞なら、価値は価格だけじゃなくなるのかも知れません。
#「大阪のチーム名って何でしたっけ?」とその場で小生に尋ねた記者の、大「A社」さんと比べても(^_^;

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