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The Japan Times: Ed rants

2009/2/20 11:29 | by wolfy |

いつもbjリーグに好意的な記事を書いてくれている、Ed Odevenさんが珍しくリーグに対して苦言を呈する形の記事を。
2/19のコラム(英文:PC用) (英文:携帯用)にて、自分なりにかいつまむとこんな内容。
意訳にて、詳細は原文を参照して欲しいと思います。

1.リーグ自体を認識させようとする努力が低い。

・元NBAプレーヤーのHCが3名もいるリーグなのに、それを売り物にしていない。メジャー局でのTVコマーシャルや、全国紙での全面広告のような(リーグ全体の)広告を打つべき。
・広告・周知はシーズン「開始前」に行うべき。

2.選手の入れ替えが頻繁すぎる。

・片手に余る試合数を欠場する可能性のある選手たちなのに、最長1年契約。
・その上インアクティブ・リスト(負傷選手登録)がないので、登録選手を維持することができない。(ペパーズ、エリス、ダウィッツのケース)
・頻繁すぎる入れ替えはビジネスに取って有益ではない。
・シーズン開始前以降推定で20%の選手が登録が変わっているかされていない。
・チームは選手を追加したいのであって、失いたいのではない。
・現在の登録選手に関する「(ビジネス)モデル」は失敗している

3.選手組合を作るべき。

・組合はリーグの将来に有益である。
・契約や、選手のプレーのための環境、ロードツアーについての議論ができない環境ある現状は容認できない。

4.結語

・リーグを拡張し、メジャーな地位にしていくのであれば、複数年契約とリーグ全体での広告宣伝活動、連日の試合の間に1日の休日を挟むようなプレー環境の調整や選手マネージメント環境は必要。
・現状ではNBAの1960年代中期の「やぶ(薮)・リーグ」と言われた時代のようなもの。
・今こそ変革する時。

ーー
自分の読んでの意見。

# ペパーズがこの記者に書いたメールの内容は(あえて訳していませんが)、なんとも言えない気持ちにさせてくれます。大阪の昨年までの外国籍選手が大阪というチームに持ってくれているイメージとまったく異なるということと、今年大阪に来てくれた選手がどういうイメージを持っているかということが逆に自分としては気になります。

# リーグがリーグ自体が続くことのみに腐心しており、リーグを広範なものにしていく努力に欠けているという点では同意。

また、記事の中で今期の選手の登録期限は2009/3/13との記載に注意することも必要です。

レスポンス4件 to “The Japan Times: Ed rants”

  1. By フィルコ・ユーショー on 2009/2/20 15:00

    wolfyさんこんにちわ!いつも勉強させて頂いております!
    東京アパッチブースターのフィルコと申します。
    デミオン帰ってきましたけど、、怒らないで下さいね(笑)

    本記事を取り上げてくださってありがとうございます。見逃すところでした。英語はダメなんですが、エドさんの記事だけは頑張って読んでいます。現在日本で一番バスケに愛情を持ってくれている記者さんの一人だと思います。

    ルール上認められた行為とはいえ、今シーズンの外国人選手の動きっぷりには、私も大きな違和感を持っていました。とくにジョシュとアンディ、そしてダヴィッツの解雇について、とても残念に思っています。この3人は、今日本で見られる最高レベルのプレーヤーだったと思います。ジョシュの手紙、何とか訳して読みましたが、本当にいたたまれず、申し訳ない気持ちになりますね。

    フェニックスのカズさんはとても尊敬するバスケ人ですし、bjリーグへの認識と戦略を大幅に改めたということで頭では理解できるのですが、(ザーンを含めて)中心選手を突然解雇して首を挿げ替えた今期のやり方は好きになれません。

    悲しいかな、日本バスケファンの中にある外国人選手の人格を軽く見る風潮を感じてしまいます。名前でよばず「外人」でひとまとめにしたり、「外人ばかりで共感できない、つまらない」などと平気で言う人がいるのが現状ですよね。

    エドさんは「bjには人気リーグとして賞賛される価値がある」と言ってくれて凄く嬉しくはあるのですが、逆に、いかに私達のバスケ文化が脆弱かを思い知らされる思いです。

    私もつたない素人コラムでbjの外国人選手について書かせて頂いていたもので、なんとも心に刺さる記事です。

    ブログで訴えるだけでは、なかなか難しいもんなんでしょうかね~。。今すぐメジャーなテレビでCMが出来るようなら、どんなに楽か。。ああ、愚痴になってしまいました。
    長々とすみません。m(_ _)m

  2. By wolfy on 2009/2/20 16:33

    >フィルコ・ユーショーさん

    こちらでは初めまして(^_^;
    たまにブログ拝見しております。

    ベイカーですね(^_^) まあ人としていい奴なのはわかってますので、まあ問題はフィジカルコンタクトにあまりにもルーズなリーグの姿勢だと思います。例えば怪我するプレーにはちゃんとフレグラント・2取りましょうね、とか。で、それで大けがをするとその選手の選手人生に大きな影響を与えるってことも考えてもらえば…と。

    Odevenさんには、11/19の代々木で声かけようと思ったのですが、バタバタしていて時間無かったのでもったいないことをしたなあ、と思っています。興味ある方はたまに火曜日、The Japan Times上でスポーツチャットをされていますので…去年はそういえば3月頃ロティックを交えてのチャットってのもありましたっけ…。まあ、少し記事がファンタスティックなところがあるのですが、それも味の内だと思いますしね。

    浜松の今期の選手の入れ替えは問題が多いですね。bjリーグTV辺りでは説明がされているのですけど、それをどれだけのファンが追っかけるのか、という問題ですね。選手入れ替えなどについても(選手の将来もありますから)すべてがすべての情報を与える訳にはいかないでしょうし(うちでも誰かさんとか^_^;とほのめかす程度にしておきます)。

    単純にほらカット、ってのは確かに解せないですよね。ダウィッツについては、大阪は事実上天日HCがGM兼任のような形なので、彼の起用を見ていれば、12月下旬に怪我が治っているのに起用しなかったところからも、期待した働きの中で大きな問題があったのだろうな、と推測できるのですが。その辺りも香りだけでも嗅がせてくれれば、と思うのですが…。

    本当に河北新報のような塩梅でメディアが記事を流してくれれば、こちらも負担が減ってありがたいのですけどね…。

    個人的にも(その点でも特定の人に理解されないのはわかっているんですが)自分は国籍というものを一切気にしていないんですね。身の周りにアジア・アフリカ・アメリカ問わず、結構外国籍の方が多くて。幼稚園の案内状の英訳版まで作ったりしているというのは余談ですけど。

    そして日本で生きていれば(国籍は無視しても)日本人じゃないかと思うんですよね。そして彼らにも生活があってストーリーも持っている。まあ、アメリカンライクなバスケットがこのリーグには多いですけど、ヨーロッパでもいいわけで、そういう多様性が本来認められるリーグな筈なんですよね。

    まあ、それが突発的にルールチェンジしたり、突発的にした理由も(一般には)わからない。そっちの方がよっぽど疑問なんですけどね。

    ただ、どういうものであれ、違うバスケットがいろいろとあることを知ることは重要だと思うんですよ。それで好き嫌いが出ようとも。少なくともこのリーグはそういうものを提供しているのは間違いないと。

    ジュニアスクールなんて見ていても、大阪のスクールで割とチームのシャツを着ている子の多いクラスでは、結構フィジカルで上手い身体の動かし方する子、結構いるんですよ。通常のミニバスとは違った動きを。そういうバスケットがあることを知らなかったのか、知っているのか。目の前で見ているのか、いないのかってのは大きな差だと思うんですよ。まあ、その代わり、ディフェンスが相手の身体をペタペタ叩いたり、ボール持った手を叩きまくったりということまで似てくるのですが(^_^;

    余談はさておき…

    日本人が活躍しないとと言っている人達が多い割に、実際にはミクシィのコミュニティ参加人数を見ても、NBAに対してこの国のリーグ達ってのは1/5~10の関心しか持っていない訳ですよ。だからこそNBAにリンクした田臥にお客さんが集まる。JBLだbjだって言ってる場合じゃなくって、そのNBAしか見ないで達観している層に、もっとこの国で行われているバスケットを認識してもらわないといけないってのは事実だと思うんです。

    Odevenさんの言った、元NBA選手のHCが3人もいるってのは、そういう方々には訴える要素なのは、確かにそうだよなぁ、と思った次第で。

    なのに、目先のことで汲々としているようにしか見えないし、一方のリーグも上下関係ありきで(建前で)話をする。

    どこかの国の政治状況と同じで、つまらないことを較べあって、本質的にあがっていくために何かをするという提案がない。その提案がぶつかるのであれば、折り合いもつくのに…って思うんですよね。そこで木村さんも河内さんも、自分の地位に固執しちゃいけないんですけど、どうなんでしょうね。

    そういう全体としてすることとの他に、bjがそういった一般の方にアピールすることをどうするか。パッケージとして地元V局に流してもらうだけでも、広告枠の買い取りを求められますしね…せめて「どのプレーがいいプレーだったのか」ということに集中して、解説してもらえば、GAORAの現状の中継でも見方が変わるのになあと思うんですね。どの選手がコースを開けたのかとか…どうしても得点者に話が集中してしまうので、それなら解説者はいらないと。

    CMにしても、逆に景気が悪いだけに、興和新薬さんのような「空いたスポット枠のパーセンテージ契約」なんて割安なCM契約でも流すのは難しいのかな、と思ったりするわけです。初年度のサークルKサンクスのCMが懐かしいですね、ほんと。で、広告にしても大阪は大阪環状線などで広告をしたのですけど、実際にメリットがあるのは御堂筋線とか、中央線じゃないですか?とか思うんですけど、そういうターゲティングも初年度の時から結構ずれちゃっている気はするんですね。

    まあ、前回の福岡戦のように、NHK地上波でチームの取り組みも合わせて紹介してくてるような大阪は恵まれているのかも知れませんけど、まあ何でも削るだけではなくて、攻めの姿勢がどこかにないと、アピールするものは薄いのは仕方ないのでしょうし、その発想をたまには転換して欲しいなと思うんですよ…

    東京の売店に関する場内運営も同じようなことだと思います、ええ(^_^;

  3. By フィルコ・ユーショー on 2009/2/21 00:48

    お返事ありがとうございます。感激です!

    日本人だ外国人だという前に、バスケット選手なんですけどね~。上手な選手を素直に尊敬するだけなんですが、なにがそんなに引っかかるんでしょう。不思議です。

    >「多様性」が本来認められるリーグ

    まさにその通りだと思います。日本のバスケがブレークスルーを起こすには、一貫性のある指導体制の確立も必要ですが、それよりも、今までの体育会バスケ至上主義を一度解体して、多様性の中から新しいスタイルを生む必要があると思うんです。bjの分裂、誕生はそのためには、ベストのタイミングだったんじゃないかと思います。

    リンのようなプレーを試みるジュニア選手。面白いですよね。有明の外でも康平のレッグスルーをする小学生がドリブルしてます(笑)きっと彼らが新しい日本バスケを作ってくれると思います。

    しかし、身近にお手本になる選手がいる、しかもバスケで飯を食ってるプロだってんだから、今の子供達が羨ましいですね~!

    メディアアピールは生き馬の目を抜くつもりでやらないといけませんよね。使えるものは何でも使わなきゃ。5秒だけのCMとかでも全然いいですよね。インパクトに定評のあるbjリーグですから(笑)

    最近、スカウト、エージェント用に各国プロリーグの試合をデジタル配信してるサイトを見つけて、あちこち見てるんですが、小さな国のリーグでも全然レベルが違います。ほんとにbjとJBLどっちが上だ!なんて言ってられないですよね。いきなりNBAに触れてしまった日本バスケ人は、ある意味不幸なのかもしれません。あんな化け物の世界を基準にしてしまったなんて。。

    最新ニュースで、bjの協会登録の話がまとまったみたいですね。私はbjが分裂したときから日本バスケはずっと上向きに来ていると思うので、不況の影響を受けながらも、いい方向には行き続けると思います。

    ああ、話したいことが次々出てくるんですが、キリがないので、ここまでにしますね。ではまた。

  4. By wolfy on 2009/2/21 10:08

    >フィルコさん

    ファーストネームで失礼します(^_^;

    まあ、皮肉を言えば、この国も “Buy American”を批判できないってことでしょうね。日経辺りでは「地産地消」ってのも実はこれと何の変わりはないんじゃないかというのはおもしろい見方でしたね。

    実際、問題が発生しているときでなければ現状維持というのは人間の本質だと思うので(そこまで人は自分に厳しくない)、今が最大のチャンスであることは間違いないと思います。実はbjのJBA登録というのは、結構「その先」を見据えた動きのようで、bjとJBAとの融和という点ではほぼゴールが見えている状況のように自分は聞いています。問題はJBLとの調整と、JBAの体質強化、さらにはbj自体の体質改善というのが現状の3つの大きな課題と見ています。最後のは特に具体的に書きたくない事象です(^_^;

    ただ、JBLについても現在の経済状況から現状維持できない可能性は高く、実際そのような話も流れてきています。ただ、逆にそれだから調整、場合によっては統合も可能だと思いますし、象徴的問題になっている外国籍選手枠についても、実際、中国・韓国も外国籍選手規制をしていますが、ランキング的にどうなっているかを見れば、強化にはどっちの方向がいいか、ってのは明らかです。外国籍選手は大きい選手、って思い込みもロティックやガーデナーが崩してくれていますよね。実際、ロティックの自宅で昨夏合宿した今野(大阪)は、とっても大きなものをつかんで帰ってきたようです。ちょっと前までなら、NCAA Div-Iのトップレベルの選手とそういう深いところで交わるなんてことは無かった筈ですし、そういう刺激があって初めてトップレベルの選手のスキルは上がっていくと思うんですよね。

    それをわざわざ制限する、ということは結構東アジア間で嫌い合ってる人も多いんですが、東アジア人のメンタリティというのは共通項が多く、その圏外の方には日本人が「アメリカ人とカナダ人が互いの違いをネタにしている」のを見る程度の違いしか見えないのかも知れませんね(^_^; かといって、コート内全部が、外国籍選手だとさすがに萎えそうですが(^_^;、逆の発想をすれば、あえて強化のためにリーグが”Road Warriors”というチームをホームゲームなしで運営する、なんてのも逆におもしろいのかも知れません。(実際に野球のアメリカ独立リーグでは、奇数チームになった際、アトランティックリーグが2年ほどそうした「ロード専門」チームを運営したことがあります。外国籍選手ばかりという訳ではありませんが…)

    まあ、制限なく発想すれば、いろいろいいルールとか、調整方法とか思いつくものですが、どうもbjの上部の方には、プレイヤーとしての意識が強く、コーディネーターとして意識が薄いことが非常に気になります。理事会での不規則発言もファンレベルまで漏れてくる位ですから。そろそろ襟を正さないと、ね、リーグチェアさんと何人かのオーナーさん(失笑)。

    いくらかの方が小生の課題を指摘するスタンスがいやだ、とおっしゃる方のですけど、課題は上に行くためにはあっていいことで、それがなければ向上なんてないんですし、あえて残す改善点があってもいいと思います。大体、100%な人間なんてどこにいますか?ってことですから。その一方で本質でないバッシングが起こる、その無意味なバッシングは批判されるべきものだし、逆にそれをする人の低い見識を疑わざるを得ない。(「自慢していいですか」発言をいまだにへつらうのなんか典型ですよ。それは過去のもので、現在じゃない。)ただ、問題は最終的な目標を、何か違う目的にすり替えたりしないか、ということです。そのゴールは当面はベースの拡大と、トップ選手の国際的評価の向上という2つの結果。それだけじゃないですか? それらがこの一連の混乱からの改善の動きの中でできるかどうか、それだけはきっちりと見ていきたいと思います。そして動かそうとする努力は単純に評価していきたいと思っています。

    一遍、オンライン通話でもして、podcastでもしましょうか(^_^; ではでは、また改めて。

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